上野の動物園へ

仕事の合間にぽっかり1時間半ほど時間が空きまして、とりあえず、上野で、みはしのあんみつ。中国人の家族連れのお父さん以外女子率90パーセント。流石です。

そして、それでも時間があったので、ミイラ展に行こうか悩みましたが、憑き物にでもつかれたら怖いので、小学生ぶりに上野の動物園へ。最初は、心の中でキャッキャと一人喜んで動物写真家のように何枚も写真を撮っていましたが、次第に、なんとなく、お仕事ご苦労様ですの気分に。「あんたも大変やなぁ。」

そして、表に出ていない、たてがみ狼を裏から見ましたところ、なんとなんと、年老いてヨレヨレ。チグラーシャが亡くなる前におでこを剃られていたことがあったのですが、同じように健康診断のためと、でこちんを剃られておりました。その姿、もしかしたら長くはないのじゃないかと思いました。食事をしている姿を心配そうに、じっと見つめる飼育員さん。毎日気が気じゃないだろうと。

亡くなった愛猫チグラーシャのことも思い出し、想像力豊か過ぎ色々と考え、一人涙してしまいました。マスクをしていましたので、何とかごまかしながら、そばを離れたのですが、涙止まらず。しかも余計なお世話で、世界を知らないことはそれはそれで幸せなのか、この狭い動物園での檻の中での一生まで思うと、切なくなってしまいました。大人になってからの動物園は堪えますねぇ。最後はブルーな気持ちになり、パンダの行列を横目に次の打ち合わせへ行きました。
帰りはマイセンのカツサンドを新幹線で食べました。

家に帰り、貰っているはずなのに、私を見ると条件反射のようにエサ~と寄ってくる我が家の猫族。よっぽど自由やなぁ。「アンタら、案外と幸せやでぇ。」


