カモチのこと
3年前までアイガモを飼っていました。名前はカモチ。
夫が、犬は散歩をしないとダメだから嫌、猫は家を空けられないというので、それじゃカモだったら?とお願いをして2年。1998年の6月百貨店のペットショップに頼んでカモチはやってきました。価格は1000円ほど。チグラーシャを拾う4年前のことです。
生まれたばかりのカモチが我が家にやって来た時、手のひらにのるほど小さくて、壊れてしまいそうでした。それまで、カモの生態なんて全く知りませんでしたので、すべてのことが新鮮で、日々成長するのが嬉しくて、楽しかったんです。1羽だけだったので、ものすごくさびしがり、ピーピー言いながら、どこへ行くにも走って付いてきていました。私たちが親とすり込まれたんですね。そして、私たちも、鳥の親になる自覚をすり込まれました。
一番最初は、何でも教えないとダメだろうと、夫が一緒にお風呂に入ったりもしました。水鳥は教えなくても大丈夫なんですよねぇ。ホント分からないことが多くてバカ親丸出しでした。ただ、飛ぶことは教えられなかったので、カモチは最後まで飛べず、呼んだら、いつも大急ぎでどこからでも走ってきていました。アイガモだったから飛ばなかったんですかねぇ。犬と一緒でカモも呼んだらきちんと返事をして来るんです。人の気配も分かるし、車の音も聞き分け、鳴き方の違いで私も夫が帰ってきたことが分かりましたぁ。

10年間飼っていたのですが、我が家のカモチのことは、あれもこれもすべて人生初のことばかり、びっくりなことばかりでしたので話は尽きません。
京都では結構カモを飼っている方がいて、お見合いもさせ、お嫁さんも3度来ましたし、狸におしりをガブリとされたこともありました。カモチのために、フライドチキンを餌に狸を生け捕りにして、違う山に連れて行ったこともあります。独り身が長い時には、オスなのにカモチがメス化していくこともあり驚きました。
いろいろなこと、たくさんたくさんありましたが、最後は半年間介護をし、家族に見守られて亡くなりました。それから、私がひどくペットロスになったので、亡くなって一か月のこと、ほとんど記憶にありません。もっとカモのことを分かっていたら長生きをさせられたんじゃないかと思うと、未だに泣けてきます。

毎年6月になるとまたアイガモを飼いたくなるのですが、カモチのようなカモには出会えないと夫は言いますし、5月から6月にしか雛は誕生しないので、その時期を逃してしまうと飼えないんです。今年も無理だったから、また来年と思いながら3年が過ぎてしまいました。
昨日本屋さんへ行ったら、『かものきょうだいクリとゴマ』という小学生の課題図書を見つけてたので早速読みました。カモチの小さい時、そうだったそうだったと思い出します。カルガモは野生の生き物なので、ペットとして飼うことはできません。だから、雛を野生に戻すまでのお話です。
カモチィと思いながら、カモグッズを集め、カモ本をついつい手に取ってしまう私なのです。あーあ。カモ飼いたいなぁ。




夫が、犬は散歩をしないとダメだから嫌、猫は家を空けられないというので、それじゃカモだったら?とお願いをして2年。1998年の6月百貨店のペットショップに頼んでカモチはやってきました。価格は1000円ほど。チグラーシャを拾う4年前のことです。
生まれたばかりのカモチが我が家にやって来た時、手のひらにのるほど小さくて、壊れてしまいそうでした。それまで、カモの生態なんて全く知りませんでしたので、すべてのことが新鮮で、日々成長するのが嬉しくて、楽しかったんです。1羽だけだったので、ものすごくさびしがり、ピーピー言いながら、どこへ行くにも走って付いてきていました。私たちが親とすり込まれたんですね。そして、私たちも、鳥の親になる自覚をすり込まれました。
一番最初は、何でも教えないとダメだろうと、夫が一緒にお風呂に入ったりもしました。水鳥は教えなくても大丈夫なんですよねぇ。ホント分からないことが多くてバカ親丸出しでした。ただ、飛ぶことは教えられなかったので、カモチは最後まで飛べず、呼んだら、いつも大急ぎでどこからでも走ってきていました。アイガモだったから飛ばなかったんですかねぇ。犬と一緒でカモも呼んだらきちんと返事をして来るんです。人の気配も分かるし、車の音も聞き分け、鳴き方の違いで私も夫が帰ってきたことが分かりましたぁ。

10年間飼っていたのですが、我が家のカモチのことは、あれもこれもすべて人生初のことばかり、びっくりなことばかりでしたので話は尽きません。
京都では結構カモを飼っている方がいて、お見合いもさせ、お嫁さんも3度来ましたし、狸におしりをガブリとされたこともありました。カモチのために、フライドチキンを餌に狸を生け捕りにして、違う山に連れて行ったこともあります。独り身が長い時には、オスなのにカモチがメス化していくこともあり驚きました。
いろいろなこと、たくさんたくさんありましたが、最後は半年間介護をし、家族に見守られて亡くなりました。それから、私がひどくペットロスになったので、亡くなって一か月のこと、ほとんど記憶にありません。もっとカモのことを分かっていたら長生きをさせられたんじゃないかと思うと、未だに泣けてきます。

毎年6月になるとまたアイガモを飼いたくなるのですが、カモチのようなカモには出会えないと夫は言いますし、5月から6月にしか雛は誕生しないので、その時期を逃してしまうと飼えないんです。今年も無理だったから、また来年と思いながら3年が過ぎてしまいました。
昨日本屋さんへ行ったら、『かものきょうだいクリとゴマ』という小学生の課題図書を見つけてたので早速読みました。カモチの小さい時、そうだったそうだったと思い出します。カルガモは野生の生き物なので、ペットとして飼うことはできません。だから、雛を野生に戻すまでのお話です。
カモチィと思いながら、カモグッズを集め、カモ本をついつい手に取ってしまう私なのです。あーあ。カモ飼いたいなぁ。




スポンサーサイト