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今月の本

本を読むのが好きなほうだと思います。何でも読むので、雑食系ですね。
今年は手元にある本ももう一度読んでいこうと思っています。


遺体』石井光太著 新潮社
今回の震災で、仙台のある火葬場では宗教宗派を超え、それぞれの宗教者が番号として火葬されていく人々(身内が見つからないため)のために5分でもと祈りを捧げていたと聞きました。ここまで生きてきたのに・・・宗教を超えて誰かに弔われるべきだと思ったからのようです。数に埋もれて見えなくなる一人一人の物語、遺体の安置所で出来事。テレビでは見えてこない事実。目をそむけたり、忘れてはいけないことだと思い手に取りました。「こんなところで寝てないで目を覚ませ」と号泣する若い夫。「母を家に連れて帰りたい」と願う娘。「お母さんのところに生まれてこれて感謝しているよね」と慰めることで若い母親の痛みを少しでも和らげようと努める人。安置所を取り巻くルポルタージュです。

選択の科学』シーナ・アイエンガー著 文芸春秋
私達は日々多くの選択をしながら生きています。お国柄であったり、文化的背景の違い、自分が育ってきた環境によって選択は異なり、選択してきたもので私自身が形成されています。何かを行うことで得るリスクより、行わずに今の状態を守るというのが、今までの私の選択基準になっていたかと思います。すっかり保守派です。今年は選択について考え、行ってリスクを得てもよし!という選択が出来る一年にしようと思います。選択について考える1冊です。

猫絵十兵衛5』永尾まる著 ねこぱんちコミックス
猫好きならたまらない短編猫漫画。江戸時代、鼠よけの猫を書いていた十兵衛とニタという猫又との猫情話です。ただただオイオイ泣けます。分かっちゃいるのに何度読んでも泣けるんです。5巻目を買って、また泣いちゃいました。

手ぶくろを買いに』新美南吉 黒井健 偕成社
雪がつもった日に読みたくなる絵本です。新美南吉といえばごんぎつねですが、この『手ぶくろを買いに』も黒井健さんの絵がなんともいえなくていいんです。きつねの子が「おててがチンチンするよ」というので、しもやけになったら大変、と親子で街まで手袋を買いにいきます。ただ、お母さんぎつねは、人間にひどい目にあわさられた経験があり、子ぎつねの片手を人間の子どものに手に変えて、手袋を買いに行かせるんですね。なぜ子どもに?みたいな感じなんですけど、そういうところは目をつぶって。子ぎつねは、間違えてきつねの手のままのほうを出して手袋を買ってしまいますが、何事もなくお母さんのもとに戻ることができました。人間は怖くなかったよという子ぎつねにお母さんぎつねは驚くのですが「ほんとうに人間っていいものかしら、ほんとうに人間っていいものかしら」とつぶやくんです。その終わり方がなんともいえなくて。「ほんとうに人間っていいものかしら」と私も一緒に思うんです。

たかこ』清水真裕著 童心社
仕事に行く途中ありがたいことに本屋があります。時々物色するのですが、この絵本3度も立ち読みしてしまいました。今はすでに我が家に絵本の需要がないので、買うことを悩んでます。ある日十二単を着た転校生がやってくるんです。古語を話して筆記用具は筆。音楽の時間には琵琶を弾き、扇で顔を隠し「いとをかし」とかいっちゃいます。小気味良く物語はすすみ、気持ちよく終わりを迎えるので、さぁ今日もがんばって仕事しようと思うんです。元気になる絵本です。

雪のひとひら』ポール・ギャリコ著 新潮社
ポールギャリコの代表作の一つともいえると思います。10代の時に買って以来時々読み返しています。雪のひとひらの一生を一人の女性の一生になぞり、ファンタジー形式で、美しい矢川澄子の翻訳で書かれています。学生時代、結婚してから、年齢によって時々に琴線に触れる部分が少しずつ異なってきたように思います。キリスト教的な宗教観も感じるのですが、純粋で理想系というか、女性には読んでもらいたいなと思います。ただ、今回読んで思ったのは、ポールギャリコが女性だったらまた違う感じの女性像を描き出していたのかなと。そんなに、つつましく、素直に受け入れる女性もいるかな?と。理想だよねと。私くし、齢を重ねましたことで、素直さが失われてきたのかもしれません。

1月

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テーマ : 小さな幸せ
ジャンル : ライフ

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本から学ぶこと

沢山の本ですね、凄い! 私は雑誌から情報を得、本から学びや気づきを分けて頂いてますが、読みかけの本がそのままで…ダラダラといけないなぁ〜なんて思います。

ブログマダムの読書『雑食系』イイですねぇ〜

人間界でも同じことでして、雑食系になり沢山の方とのお出会いの中で、素敵な方を発掘ならぬ〜発人できちゃうんですよね〜。 人って心が作用しますから(お互いに)嫌な事もありますが、人と人を辿って行くと→→→素敵な方と出会えたりし、あ〜良かったなんて思います。

ブログマダムは商品だけでなく、絵本やドキュメンタリーなどなど沢山の書籍を通じ日常と向き合っておられるんでしょうねo(^-^)o

大人が絵本を読んでも、俗的過ぎて素直な解釈が出来なかったりしますが、以前頂いた返信コメントで『星の王子さま』の様に、ブログマダムの解説があると感じ方が変わるのも有り難き魔法です♪

今は…文学少女って少ないんでしょうね

子供は7歳までは模範と模倣で生きているとテレビ寺子屋で聞きました。
日本をどうする!!=子供に沢山の本や機会を与えられる大人が必要ですね。 ブログマダムに期待致します('-^*)/♪

ぜひ一度星の王子様を。

私は文学少女ではなくて、広く浅いオタクなんです。笑
星の王子様の一番いい部分は、前回もおすすめの章にあります。キツネが王子様に
「秘密を教えてあげる。なんでもないことだよ。心で見なくちゃ。肝心なことは目で見えないんだよ。」と。
私たちは目で見えることで判断しがちですよね。実は『選択の科学』のアイエンガー教授は盲目なんです。見えないことで判断するということをしてきたから、『選択の科学』に至ったのかもしれませんね。
もし、星の王子様読んだことがなければ、きっと琴線に触れること満載かもしれません。ぜひぜひ、一度読んでみてください。
プロフィール

チグラーシャ

Author:チグラーシャ
京都市在住。

ちびちゃんメス猫17歳。
まるちゃんメス猫16歳。

国芳さんもとオス猫3歳。2017年8月保護して家猫

ヨシオ もとオス猫年齢不詳。2019年4月通いから家猫昇格
サチコ ヨシオの妹年齢不詳。2019年8月通いから家猫昇格

通い猫
モード君オス 年齢不詳。
サバオ オス 年齢不詳。

チグラーシャメス猫14歳2016年5月没。
おかあさんメス猫16歳2018年3月没。
通い猫ブッチー恐らく没(国芳さんの父と思われる)

夫。プラスα。
      

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